khruangbin Japan Tour 2019

日時:2019/3/22

開場/開演:18時/19時

場所:渋谷CLUB QUATTRO

 

アメリカはテキサス出身の3人組。タイファンク、中東音楽、サーフ、ソフトロックに影響を受けたユルくてチルいサウンドに私はビビっと来まくっていたため、いざライブへ。

あまのじゃくなのでライブ前になるとそのアーティストの曲を聴かなくなったりするのだが、今回は期待が期待を呼び、止まらずにずっと聴いてた。何回聴いても飽きない!

 

チケットは即完売、急遽2部制となるもそれも完売、と初来日公演なのに既に人気が伺えるワンマンライブ。私は1部のみ参加。というか2部制になったことを知らなくて気付いたら2部のチケット完売してた。1部・2部参加して当然でしょ、みたいなアイドルオタクの習性は発揮されず…。

大阪公演に行かれていた方が「開演前のSEがイイ」とおっしゃっていたので、わくわくしていたものの、仕事を早あがりすることができず結局開演15分前にフロアに着く。SEは、ツイッターでまとめてた人がいたんで各自探してください(人任せ)

 

2部制だからか、19時ちょうどにメンバーが現れる。客、大盛り上がりで大歓声、完全にホームなライブ感。

 

 

直後の興奮・混乱状態。まあ大体ライブ後はこんな感じだけど。

 

  

兎にも角にもベーシストのLaura Lee。下の投稿の2枚目の衣装。一体どこで売ってるんですかっていう妖精風な。(それにしちゃスタイルもガタイも良いが)

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wikiによるとギターのSpeerともどもカツラらしい。なーんだっ!

こんなに目を惹くルックスをしているが時折見せる笑顔がチャーミング。

ベースの形状と出音から判断すると、おそらくスポンジミュートをかましているであろうモコッとした伸びない太いベース。最高。

 

 

  

1曲目か2曲目終わりあたりに、津軽三味線ライクなフレージングの不思議な独奏をしていたが、あれはなんなんだ。

khruangbinのジャンルはファンクなんだろうけど、ギターはほとんどカッティングしておらず、従来のファンクギターの様式に則ってないフリーキーな音が想像力を掻き立てられる。タイファンクはもちろん、サーフミュージックや中東音楽的な音もする。

「縦横無尽」「無敵」「何時間でも弾いてそう」という点から、EarthlessのIsaiah Mitchellのプレイスタイルを連想した。いや、音楽性はぜんぜん違うけど。

 

 

他のライブでもやってるのかなと思って探したんだけど見つからない。

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アレンジ的にはこれ。これの要所要所にダブワイズしたスネアの一発がアクセントとして入っててカッコよかった。Lauraはダブ・レゲエから影響を受けたってインタビューで言ってたし、じゃんじゃんダブワイズして欲しい。

 

ヒップホップクラシックメドレーは残念ながら自力で判別できたのはATCQの『Electric Relaxation』しかなかったっ!無力!

ドラムのDonald "DJ" Johnsonは『それしかやってないのになんでそんな気持ちいい音出すの』っていうミニマルなプレイがまさにヒップホップ。

 

『Maria También』の途中、サーフクラシックの『Miserilou』と『Apache』ぶち込み、また原曲テーマに戻ってくるというアクロバティックなことをして、ニクい。

 

全編に渡って盛り上がって楽しく踊れる素晴らしいライブで、バンドメンバーも嬉しそうに見えた。良いパフォーマンスと良い客の反応の相乗効果が生まれてたように感じた。

フジロックは絶対に行きたいが、グリーントリのThe Cureとタイムテーブルがかぶらないことを切に願うばかりである…。